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ザ・映画 [MOVIE,ART&TV]

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今年のアカデミー賞を席巻したオッペンハイマー、俺のフェバリット監督クリストファーノーランの最新作であれば観るしかないでしょう。土曜日の夕方に一人で3時間、観ましたよ。
実はノーランさんの作品を映画館で観るのはこれが初めて。ダークナイトで彼の魅力にハマってからメメントまで遡り、ほぼ全制覇したけど。

本題。
まず、映画を観ただけでわかるような情報量はない。オッペンハイマーが原爆の父であることは周知の事実であるから問題ないとして、そのほかの登場人物はある程度予習しておいた方がいいのかも。
で、時間系列が3つあり、これがランダムに登場するので混乱とはいかなくてもやや複雑。場面でモノクロ、カラーが分かれるのは常套手段としても。

クリストファーノーランと言えばCGを排してアナログに拘りまくった映像美が魅力のひとつだが、そういう意味ではダークナイトトリロジーやダンケルク、テネットに比べると映像の迫力を見せるような場面は少ない。ただ、人類初の原爆実験成功時の映像とおとはこの映画の最高潮である。

3時間は長いな、と感じる瞬間もあるが結局だれることなく最後まで飽きさせないのはすごい。

で、俺がこの映画を観て最初に思ったことは、「核についてちゃんと考えよう」ということだ。核兵器、原子力についてちゃんと考えようと。アインシュタイン以来多くの天才物理学者がこの分野で才能を発揮し、人類はあの太陽に匹敵する強烈なエネルギーを手にした。それは使い方を誤ればあっという間に人類、この地球を破滅に追いやってしまう諸刃の剣だった。唯一の被爆国である日本。その中で東日本大震災以来停止していた日本の原発の再稼働問題や核を保有する複数の国が現在紛争中であることを思うと、今この映画が日本で公開されている意味を真剣に考える時なんだろう。

そのことだけでも、これは唯一無比の映画であると言える。映画そのものの魅力は彼の映画の多くがそうであるように何回も観て判断すればいいことだ。

久しぶりに、心震わせた映画であることは間違いない。

悪役 [MOVIE,ART&TV]

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俺は特にスタートレックのファンではないのだが、これは素晴らしい。
おそらくベネディクトカンバーバッチの悪役っぷりが完璧にハマっているからだろう。もともと彼は影のある、複雑な役柄がとても似合う名優だが、このイントゥダークネスはその極みだ。主役二人を完全に喰っているし、おそらくそれも狙いなんだろう。

これだけ観ても全く問題ない傑作です。ぜひ。

無限ループ中 [MOVIE,ART&TV]

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シーズン1から映画、そしてシーズン2まで絶賛視聴中の呪術廻戦。アニメ史上に残るかの名言「失礼だな、純愛だよ。」で俺の深い沼は最初の頂点に。で、シーズン2後半渋谷事変のテーマソング、あのKing Gnu渾身の<SPECIALZ>。これで2回目の頂点に。ネトフリで呪術を観たあと数日はこの<SPECIALZ>が無限ループしている状態。

どのキャラ推しかとかは実はない。まあ、第42話はナナミン一択だけどね。感涙。

ちなみに、俺、原作コミックは<あえて>読んでないです。なんか、ここまできたらもう少しアニメオンリーでハマってみたいんだわ。次女の<原作コミック読んでるぜマウントー娘だとこれが可愛いー>をギリギリ避けながら。

まあ、呪術にハマる還暦60歳って、どうなのかなとは思うけどな。

壇蜜さんの声が好き [MOVIE,ART&TV]

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いろいろ言われてはいるが(きっとそれは受信料を徴収しているから)NHKには秀逸な番組が多い。
俺がよく観ているのは<ドキュメント72時間>、<歴史探偵>、<世界ネコ歩き>、<世界はほしいモノにあふれてる>、<ダークサイドミステリー>、<フランケンシュタインの誘惑>、<ヒューマニエンス>、<コズミックフロント>などなど。

そして、この<呑み鉄本線日本旅>。

六角精児のキャラ全開、彼の楽曲も最高なのだが(お父さんが嘘をついた、は歴史に残る名曲)、なんと言っても壇蜜さんのナレーションに尽きる。彼女の柔らかく、なんとも言えずセクシーな声。いやあ、あれを耳元で囁かれた日には、、、(以下省略。)

壇蜜さん、体調不良でお休みされていましたが、先日の只見線の回でナレーションされていました。これはいつ録られたのかわかりませんが、よかったです。

余談だが、俺は呑み鉄を観ると飲めない日本酒を無性に呑みたくなる。

シンクロ [MOVIE,ART&TV]

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で、おげんさんサブスク堂でおげんさんが推していたのがこの映画(とサントラ)。
映画冒頭でジョンスペの超名曲ベルボトムズが流れ、音楽を聴くとドライヴテクニックが覚醒する主人公が凄まじい走りを見せる。曲のブレイクや歌詞の内容と完全にシンクロした映像がまさにMVのよう。これが映画全編にわたって繰り広げられるのだからたまんない。アカデミー賞の音楽賞など3部門にノミネートされたのもうなづける。(受賞はならず。)
ベルボトムズ以外にも俺の大好きな曲が流れまくる。フォーカスの悪魔の呪文、ダムドのニートニートニート、クイーンのブライトンロック、などなど。登場するキャラの音楽愛が素晴らしいし、曲が流れれば映像とのシンクロは完璧なのでいい意味で息をつく暇もない。あっという間にエンディング。如何しようも無いバッドコースから凄まじい力技でハッピーエンドに持ってくる演出も最高。大丈夫、二人は幸せになれるから。

松重さん、映画は観ないって言ってたけど、これは観てね。

音楽しか聴かない [MOVIE,ART&TV]

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今や映画、テレビに引っ張りだこの名優、松重豊。
俺は深夜食堂のヤクザ、リュウさんが大好き。
彼が出ているおげんさんサブスク堂での名言が最高なので。

「俺、映画とかテレビとか全く観ないんだよね。音楽ばっかり聴いてる。いいのかな(演技の)勉強しなくて。」

はい、いいんです。音楽に全てが詰まっていることをあなたは知っているから。大切なことは全て音楽から学んだ。それが真実。
音楽はおとだけにとどまらない。アルバムジャケットの芸術性もあり、ミュージシャンの生き様、言動、ファッションもあり。それが人生の勉強になるのだ。

このひとは音楽のリアルを知っている、素晴らしい人だと思った。

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深夜食堂にて。たこさんウインナーが大好きなリュウさん。


炎上しない [MOVIE,ART&TV]

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俺の最近の推しは、永野芽郁だ。娘よりも年下なのでとても恥ずかしいのだがカミングアウトする。
俺の推しの基本はずっと北川景子なのだが。そのほか石原さとみ、長澤まさみも入る。

聞いていられないよね。すみません。

netflixにて絶賛配信中の<御手洗家、炎上する>。炎上の二つの意味がまず最高。そして、永野芽郁の魅力満載。一生懸命でまっすぐ。綺麗だし、かわいいし。だいじょぶか、俺。

全8話、あっという間に観てしまいました。鈴木京香もあの<共演NG>に勝るとも劣らないはまり役だし、吉瀬美智子がロングヘアーで魅せる儚さもいい。女優さんの話ばっかり。

なんか、netflixのオリジナルドラマ、最近面白いぞ。

さらに美しい [MOVIE,ART&TV]

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2017年にNHKで放送された「眩〜北斎の娘」。宮崎あおいの魅力満載たる素晴らしい作品であったが今回BS4Kで放送中。(たった今。観ながらこれ書いてる。)
宮崎あおいの美しさが、さらに4Kで倍増しているぞ。

見惚れてしまう。

BS4Kはチューナーを入れてなかったんだけど、妻が大好きな「篤姫」がリマスターされて放送されるのを機に対応レコーダーを入れた。篤姫も楽しみだ。

それはきっとロック [MOVIE,ART&TV]

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ロック以外の芸術にはあまり詳しくないがバスキアとバンクシーは好きだ。バスキアはギャルソンとコラボしたこともあり、シャツを大切に使っているし、ユニクロとコラボしたTシャツも愛用してる。
バンクシーはかのマッシヴアタックの3Dがその正体ではないかと言われることもあり、実にロック的な佇まいがたまらない。
先日久しぶりに東京に行く機会があり、池袋西武で開催されていたバンクシー展を観てきた。この画像は写真撮影可だったのでね。
よく知っている有名な作品からそうでないものまで多くが展示されていたが、やはり根底にあるのはオールドスクールなロック的感性だと思う。それは権力に対しての反逆であり、芸術としてのオルタナティヴ。ロックってこういう感じだったよな、と。

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で、未だ健在バンクシー。これも最高だ。

役者の中の役者 [MOVIE,ART&TV]

俺が観る映画やドラマにこれでもかと出演している山中崇さん。これぞ役者だ。

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彼をはっきりと認識したのが深夜食堂のヤクザ、源さん。どこからみてもチンピラ(いい意味でね)。

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と思ったらアバランチでは内閣情報調査室のエース、実はアバランチの仲間。チンピラと真逆をなんの違和感もなく演じ切った。

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朝ドラちむどんどんでは新聞社の上司。なんか、このあたりが彼の本質に近い感じ。クセのある、いい男。

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鎌倉殿では、時政の娘のところに京都からきた婿殿。案外公家顔なんだな。

最近は彼が出ていればいい作品、という謎の目安になっているくらい。
素敵な役者さんです。

ジョニーの才能 [MOVIE,ART&TV]

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現在までのジョニーデップの最新作となる<MINAMATA>。

これは彼の数ある出演作の中でもベストに近い作品ではないかと思う。パブリックエネミーズがジョニーデップのシンプルな格好良さを表した作品だとしたら、このMINAMATAやブラックスキャンダルは俳優としての、表現者としてのジョニーデップの圧倒的な才能を表した作品だ。

是非観てほしい。そして、彼の次回作を強く望む。

ついに! [MOVIE,ART&TV]

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2018年に製作されながらジョニーの数ある問題の影響で公開が延期されていた(全米では昨年公開)この作品。ついに、ついに、日本でも公開された。アンバーとの泥沼裁判に一定の結論が出たことも良い風が吹いたのか。

新潟では上映されないけど、いずれブルーレイかアマゾンプライムで。

しかし、本当にかっこいいな、ジョニー。気合が入った時のジョニーデップのかっこよさたるや、多くの同世代ハリウッド名優たちの比ではない。

ブラックスーツ [MOVIE,ART&TV]

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netflixで周回遅れの絶賛視聴中、ルシファー。設定といい、出てくる女性キャラの美しさと言い、どれもこれもはまるのだが、なんといっても主人公ルシファーのファッションに尽きる。
基本ブラックスーツ(プラダって言ってた)にノーネクタイ、第二ボタンまで外し。
車はシボレーコルベットのC1。酒はバーボンのストレート、女性と戯れる時はシャンパン。アクセサリーは太めのシルバーリング←これは重要アイテムらしい。

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余談だけど、俺は若い頃真剣にコルベットを買おうと考えていた。俺がはまっていたのはC4。ブラック。

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シーズン2でダンのキャラを真似しようとファッションまで似せた時のレザーライダース&スリムジーンズもかっこよかった。
あと、女性キャラ達がこぞって羽織るレザーライダースが最高。クロエもメイズも素敵だけど、個人的にはママのブルーのライダースが最高だった。

まだシーズン2の後半までしか観ていないのでシーズン6までたっぷり楽しめますわ。

ネトフリ三昧 [MOVIE,ART&TV]

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アニメにハマる [MOVIE,ART&TV]

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どちらもnetflixで。
SPY×FAMILYはなんといってもアーニャの「父〜、母〜。」という呼び方とキャラの可愛らしさに尽きる。癒されるわ〜。(俺の次女が以前から俺をそう呼んでいるので、なおさらかも。)
平家物語は、主人公のびわもアーニャと同じくいわゆる<能力者>。清盛周辺の平家で俺が一番好きな平重盛(大河ドラマでの窪田正孝の熱演は最高でした。)も能力者の設定。内容が内容なのでさらっとは観れず、全11話、じっくりいきます。


HAPPY BIRTHDAY! [MOVIE,ART&TV]

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6月9日はロックの日。そしてジョニーの誕生日。59歳。俺と同い年。
今年こそ彼にとっていい年でありますように。

ジョニー [MOVIE,ART&TV]

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よかった。

テイストはジョーカー [MOVIE,ART&TV]

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結局映画館には行けなかったTHE BATMAN。Amazonで観られるようになったので購入で。もちろん7月発売のディスク版も買う予定だが。

3時間近い作品なので実はまだ全部観終わってない。途中までの感想は、テイストはジョーカーかもしれない、ということ。クリストファーノーランの3部作のような、ダイナミックな作風ではない。夜行性になった、と本人に言わせるくらいだからほとんどが夜のシーン。そしてウェイン財団の金に物を言わせたメカニック満載ではなく、本人の肉体メインで戦うためかその辺りはいい意味で地味。

なんか、ジョーカーを思い出した。

でも、ダークでいいのよ。ゆっくりと制覇しますぜ。

追伸
全部観ました。うーむ。
これはバットマンというよりも、若き日のブルースウェインの映画ということになるのかな。彼の抱えている根源。その闇を理解するには、あのバットマンビギンズよりもいいのかもしれない。あ、だから映画のジョーカーなのか。


ニルヴァーナのsomething in the way、効果的に使われていました。この映画のテーマソングのようだった。

ダークサイド [MOVIE,ART&TV]

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監督のマットリーヴスがニルヴァーナのSomething in the wayを聴きながら脚本を書いたという新作バットマン。カートコベインをモデルにしたと公言している。元々バットマンというキャラクターは正義と悪の狭間で悩み苦しむ煉獄のダークヒーローなわけで、特にクリストファーノーランの永遠の傑作3部作はそこを根底に置いていたわけだが、(ダークナイトでアルフレッドがブルースに語る、ジョーカーの理解できない悪についての解説は最高。)そこをダークサイドに思い切り振ったのがこの新作、ザ・バットマンなのだろう。

クリスの3部作、特にダークナイトとライジングはバットマンと、ヴィランであるジョーカー、トゥーフェイス、ベイン、ミランダテイトとの戦いは複雑で混沌。そこからは、いわゆるステレオタイプの分断はわかりやすいが現実には全くマッチしないという事実が浮かび上がってくる。COVID-19禍やウクライナとロシアとの紛争を見ていれば言わずもがなだ。

、、、、、ダークサイドに堕ちるのは簡単だ。しかしそこから踏みとどまり、自分が<正義>、<善>と信じる何かを心に据え付けながら生きていくことこそ大切なのだときっと思うのだろうな。これを観たら。

あのジョーカー以来、映画館でちゃんと観たくなる作品だ。

炸裂 [MOVIE,ART&TV]

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素敵な女優さんは数多いし、目移りもしてしまうのだが、最終的に俺はいつもここに戻ってくる。
モップガールの時から大好き。ブザービートは毎週見てた。西郷どんの篤姫もあおいちゃんに負けず劣らずよかった。で、このひとの旦那さんも同じくらい素敵。いいところのボンボンさんの良さが全開。

個人的には、彼女の魅力が満載なのがこの映画だと思うがどうだろうか。
クールビューティとは彼女のことを言う。
デビューの頃にセーラームーンもやっていたけど、ハリウッドでアベンジャーシリーズとかバットマンシリーズの女性キャラも似合いそうだぞ。

最高です。


ブルース [MOVIE,ART&TV]

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空いた時間はもっぱらnetflix。今日はこんな素敵な映画を見つけた。
1980年代のイギリスでパキスタンからの移民として慎ましく生きている家族。厳格なムスリムの父の束縛の中でそこから抜け出したいと願う青年が友人に借りたブルーススプリングスティーンのカセットを聴いて感銘を受け、全てが大きく動き出していくストーリー。もちろんハッピーエンド。

やっぱロックをテーマにした映画はいいなあ。
ロックに人生を救われた人間としては、こんな青年が世界中にたくさんいてほしいなと願うばかり。

あと、もっと英語のヒアリングができたらいいなーと思った。以前もU2のライブビデオで歌詞の日本語訳が出てて、こんなことを歌っているのか!と改めてその楽曲の魅力を再認識することがあった。
ボス(もちろんブルースのことね)の楽曲は歌詞にドラマがあり、一曲一曲が短編小説のようだから、それをもっと理解できたら最高なのにな。
ボスとかU2の歌詞をそのまんま日本語で歌ったらストレートすぎて退いてしまう可能性もあるが、英語だとワンクッションあるから違うのか。日本語とロックの相性が悪いとは、佐野元春の楽曲を聴けばわかるように全然思わないけれど。

主題からは脱線するけど、元春の歌詞は心に刺さる。まずは<ロックンロールナイト>、<99ブルース>、<シャドウオブザストリート>、<情けない週末>あたりを聴いてみな。泣くから。


とりあえず、ロックは人生を変えるよ。それは間違いない。

ドキュメンタリー好き [MOVIE,ART&TV]

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妻が(俺も)元々ビートたけしのファンで、浅草キッドを観たいな、と。
netflixに加入。

俺はこっちにハマった。冷静な分析が最高です。
他にもデビッドフィンチャーのmonk、全裸監督など目白押しだ。

すべてが名作 [MOVIE,ART&TV]

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羊たちの沈黙、ハンニバル、レッドドラゴン。

稀代の名優アンソニーホプキンス演じる秀逸な知性と狂気を併せ持つ、映画史に残る殺人鬼ハンニバル・レクターが登場するこの3作品に外れなし。一度目のアカデミー主演男優賞を獲った<羊たちの沈黙>が最も有名なのかもしれないが、個人的にはリドリースコットの<ハンニバル>が最もハマる。リドリースコットの作風が大好きと言うのもあるが。グロテスクで救いがなくて、そして美しくて。続編には出ない、というジョディフォスターの後を継いだジュリアンムーアはきっと大変だったと思うが、クラリスはむしろ彼女で良かったのではと思う。ハンニバルに助けられ傷の手術を受けドレスに着替えさせられて真っ白なシーツの上で眠っているシーンは、ジュリアンならではのエロティシズムに溢れているし。

この3作品にはアンソニー以外にも優れた俳優たちが映画のクオリティ向上に大貢献している。もちろんアンソニーと一緒にアカデミー主演女優賞を獲ったジョディフォスターはいうに及ばず、<ハンニバル>では前述のジュリアンムーア、ハンニバルに無謀な罠を仕掛けて惨殺される刑事ジャンカルロ・ジャンニーニ(ダニエルクレイグの007シリーズで有名だね)、映画のラストでの開頭シーンが衝撃的なレイマロッタ(フィールドオブドリームス、グッドフェローズ)、<レッドドラゴン>のエドワードノートン(インクレディブルハルク、バードマン)も最高だった。

ドラゴンタトゥーとともに、俺が何回も何回もリピートして観てしまう映画のひとつです。

やっぱりジョニー [MOVIE,ART&TV]

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ディオールのフレグランス、イメージキャラクターは#俺たちのジョニー。
俺にとってのジョニーデップはずっと憧れ。同い年でこんなにかっこいいなんて、ありえない。
とはいえバネッサパラディと別れてからはどうも微妙なのだが、もうダメかなと思ってもちゃんとかっこよく復活するところがやはり永遠のスター。
映画はほぼ観てる。残念なのは<シティオブライズ>が日本で公開されず、ディスクでも出てないこと。<MINAMATA>はどうなのかな。ジョニー復活を印象付けたファンタビは降板しちゃったし。
やっぱり<フロムヘル>とか<パブリックエネミーズ>とか<ブラックスキャンダル>とか、この辺りを繰り返し観てしまう。これを超えろとは言わないけど、同い年のブラッドピットがアンジーと別れても頑張ってるのを観ると、もうひと踏ん張り!とは思う。

で、このシルバーアクセサリーで着飾った美しきジョニーを見つけて喜んでいるわけだ。
ディオールのフレグランスはつけないけどね。


幸福な出会い [MOVIE,ART&TV]

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最高の脚本、最高の役者、最高の音楽。もちろんそれが全て揃ったからと言って最高の作品が生まれるわけではない。だけど、これは間違いなくテレビ史上に残る最高の作品だと断言する。俺はリアルでは観ていなくて、妻の<いいよ!面白いよ!>との絶賛コメントを受けてのAmazonprimeで一気観でした。
一話観るごとに<次だ、次だ!>が続き、あっという間に観てしまった。こんなのなかった。

どこがいいとかはない。全部いい。出演する役者の皆様は全員がご自分の役柄を完璧に演じていたし、撮影するアングルとかカット割とかそう言った部分も完璧。もちろんそのベースになる脚本も完璧。
で、最後に流れる音楽も完璧。一話ごとに曲がちょっとずつ違うのも完璧。

観ていない方々、どのような手段でも構わないから、ぜひ観てくだされ。この俺が言うんだから間違いない(笑)。

あ、何気に大好きだったのが伊藤沙莉のナレーションです。実際にはいないんだけどなんだか大豆田とわ子が飼っているペットのような感じですごくよかった。設定はそれじゃないかと思うくらい。あのハスキーヴォイスも素敵。

ありがとうモネ [MOVIE,ART&TV]

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あまりの清々しさにいつも救われている。こんな世の中にぴったりのドラマだ。

ありがとうモネ。

prime [MOVIE,ART&TV]

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amazon primeでフリーで観られる映画を探していたらたまたまこの二つに出会った。完全にたまたま。
この二つの映画に共通するのは単に音楽というだけ。でも、これを観て思うのはやっぱ音楽、やっぱロックって素晴らしいという当たり前のこと。2pacの余りにも短く余りにも濃厚な25年の生涯を描いたドキュメンタリー形式の<ALL EYEZ ON ME>はラストは当然悲しくて、切ないのだけれど、それでも彼は音楽で救われたんだろうと思う。(そして音楽に命を奪われてしまった、、んだろうな。)

しかし、さすが俺が唯一ラップで聴くエミネムが尊敬する2pac。この映画を機会にちょっと聴いてみたんだけど、すごくいいです。デスロウに入る前の文学的でセンチメンタルな前期と、ギャングスタ全開で攻めまくる後期。どちらもリアルな2pacだ。

そして、君だ [MOVIE,ART&TV]

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以前も何回か書いているが、また書く。
数あるジョニーデップの名作の中でもジョニーのかっこよさを完璧に体現している映画がこれだ。パブリックエネミーズ。

ジョニー演ずるジョンデリンジャーが愛したビリーに<俺の女になれ>と口説き(というか命令に近い)、あなたのことは何も知らないというビリーにジョンが故郷と家族のことを言った後こう続ける。

<好きなものは、野球、映画、高級服、速い車、ウイスキー、そして君だ。>

これでビリーはジョンの女になる。

いや、最高でしょ。まあ普通の男がこんなこと言ったら女性はドン引きか笑ってしまう。でもこの映画のシーンはそんな状況から100万光年反対側のかっこよさ。

まあ、好きなものは君だ、とは言いたいよな。でもこのブログのタイトルの下に愛するもの、って書いてるけど。この映画に影響されたわけではないと言い張っても信じてもらえないんだろうね(笑)。

ここで彼が言っていることは流行りとか世の中の状況にはあまり関係ない確固たることなのだ。それが必要なのだ。好きなものに自信があればそう簡単にコロコロ変わったりしない。そこが重要なのだ。

今こそ、確固たるものを持つことが重要なのだと思うのだが。それがなんであれ。


希望はそこにある [MOVIE,ART&TV]

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フランシスコッポラ、リドリースコット、デビッドフィンチャーと並び俺のフェバリットディレクターであるクリストファーノーラン。
現在の最新作は最近日本でもコロナ禍の中ヒットを飛ばしたTENETだが、彼のフィルモグラフィは栄光に満ちている。すべてが名作。メメント、インソムニア、バッドマン3部作、プレステージ、インセプション、ダンケルクetc。本当は映画館で絶対に観るべき作品ばかりなのだがなかなか多忙で行けず。この画像の感触だけでノーランとわかるくらいのものばかり。ちょっとした景色の映像でわかってしまう。いわゆるデジタル感は全くなく、IMAXでの撮影、CGを極力排し実写にこだわる作風は今となっては唯一無比。フィルム撮影のために経営難だったコダック社と一定量のフィルム契約を締結したためコダック社はフィルム製造の継続が可能になったそうだ。
ネット情報だと、彼はインターネット嫌いとのことでその理由が<それによって人々が本を読まなくなったこと>をあげている。確かにね。で、この情報をネットから手に入れた俺って、、、、。
そんな彼の名作の一つがこのインターステラー。太陽系外への宇宙探索、相対性理論、重力、様々な科学知識が網羅されているにもかかわらずこの映画の本質は家族愛であり、人間が信じる心であり、そこから生まれる奇跡である。

この希望の見えにくい時代に、観終わった後に暖かい心になれるこのような映画が今こそ必要なのだろう。

じっくりと、ゆっくりと、心を震わせながら観るべき素晴らしい作品である。ぜひ。

神回 [MOVIE,ART&TV]

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ずっとちゃんと見てるけど、今回は本当に神回だった。実際の歴史もこうだったんじゃないかって思うくらい。
だとすると、なんで本能寺の変が起きてしまったのかが尚更謎謎謎。こんなに理想的な信頼関係で結ばれていた二人なのに。そこがドラマなのだけど。

まさかだけど、本能寺の変をやらずに最終回、なんて。そこには触れずに終わるとか。
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