SSブログ

意外な選択 [物欲]

普段はギャルソン、SOPH、VISVIMと決めている俺も公式の場とか学会とか仕事とかでスーツを着る機会はもちろんあるわけで。会社勤めの人たちのように毎日まさに戦闘服のように着ている訳ではないが、以前は新潟伊勢丹にゼニアがあって、ここのスーツを愛用していた。一時はギャルソンをやめてカジュアルも全部ここにしていたこともある。愛読雑誌はLEONってな感じで。ゼニアのスーツはとてもよかった。細身ではないがかといっておっさん系のどてっとした感じでもない。ちょうどいい、タイト感。

しかし、新潟からゼニアが撤退してしまい、俺はスーツ難民になった。そんな中結婚式に呼ばれた。以前ゼニアで買ったブラックスーツは最近葬式にばかり使っているし。
で、ゼニアから同じ伊勢丹のNEW YORKERに移ったMさんを頼って行ってみた。このブランド、俺の中ではノーマーク。しかし聞いてみるとなかなからしい。日本では、というか世界でも珍しい生地から完全に自社生産している会社。日本のブルックスブラザーズもここの生地だとのこと。ここのパターンオーダーという、まあいわばイージーオーダーのようなシステムを利用してみた。ある程度のサイズを決めたら体型に合わせて補正して行く。俺は通常のA体だと肩や胸板がきつい。かといってABだとウエストがでかい。ABを基本にウエストを絞り、パンツも細めに絞る。そんな補正もゼニアで何回も俺のスーツを作ってくれたMさんだからできること。ありがたい。ややマットな質感のブラックに薄くストライプの入った生地、これをスリーピース、2ボタン、もちろんボタンの種類や色、裏地など細かく選べる。裏地をシルバーにして、本切羽、センターベンツ、パンツはノータック。
2週間くらいで出来上がり。
結婚式当日。こんな感じです。
IMG_0327.jpg
おー、まじめそう!!アランミクリもばっちりだね。
これで福沢さん8枚以下です。
出来上がりは素晴らしいクオリティでした。見直したどころじゃない。スーツってやはり自分の体型に合っているのが一番ですね。実は伊勢丹のフロアにあるいくつかのブランドのスーツをMさんが持ってきてくれてたくさん着てみたんです。若いブランドのスーツは肩と胸がきついし、クラシコイタリアのブランドはやっぱだぶだぶ。

今度はこのサイズで別の生地でつくってみたいな。ちょっと悪い感じのストライプの効いたやつもいいな。

ここのシャツもサイズぴったりで素晴らしかった。俺は首が太いので首に合わせるとボディがだぶだぶになってしまうのだが、ここのはぴったりでした。(実はVISVIMのシャツも俺にぴったりなんだけどね。)


あなどれじ、NEW YORKER。

nice!(0) 

nice! 0