そいつに合うもの、合わないもの

俺が馬鹿だった。そう、大バカだった。


あまりの恥ずかしさに削除したが、レザーライダースが欲しいと物欲を爆発させていた記事を書いた。先週末所用で東京に行ったおりにその手の販売店に行った訳だ。普段は近寄らない〇〇横近辺。花見客やらでごった返していたがその店だけは異質なオーラを出していて客も少ない。店員も強面でマジ怖い。かまわずずんずんと奥に入るとお目当てのそれがあった。俺より１０センチ以上はでかい店員が、どうぞ、というのでサイズなど聞いてみたらとんでもなく無愛想に＜ほとんど、ないっすね。＞試しに着てみたものも小さくて、＜あ、この上っすね＞、かといって取り寄せるとかそういった雰囲気すらなし、もうとっとと帰れオーラ全開。＜縁がなかったみたいね＞とぼそっと苦笑いするのが精一杯。出るときに一番年上のこれまたでかい店員が＜ありがとごさっしたっ＞と言ってくれたのがせめてもの慰め、、、、、
って、なんで俺がこんなに気を遣う？？？！！

俺の格好がいかにもファッションで来ました的な感じだったらわかる。しかしその日の俺はAVIREXの革ジャンにブラックのロンT、ダメージジーンズ。サングラスに髭だぜ。で、このガタイだぜ。悪いけどそのままその店にいてもおかしくねえって。

ま、人種というかトライブというか、あ、同じか。それが違いすぎていたんだね。


絶望のあまりどうしていいかもわからずタクシーに飛び乗り、ふっと思いついたのがディーゼル銀座。

入るなりほっとしました。同じ背は高くても超イケメンのメンズがにこやかに出迎え。３階のBLACK GOLDへ。

レザーを探しているとこれまた背の高い、モデル並みの美女が来てくれました。俺の希望を伝えたところ同ブランドのレザー、俺のサイズで６種類くらい持って来てくださいました。この店員さんのいいところはむやみやたらに誉めない。どこぞの老舗DCブランドなんざ誰でも彼でも褒めちぎってアホみたいなんだが、この人、非常にうまい。おれの体型とか雰囲気とそのレザーのどこがあっているのか、色とか形とかを分析して、かっこいいとか、うーんとか言ってくれるから楽だしテンションも上がる。結果的に２着大人買いしました。完全にのせられた訳だが、こういうのは乗りもあるし、その状況とか雰囲気に金を出すってものあるから。と、自分を納得させつつ。

今回の目玉。薄いグレーのような、汚れ加工されたホワイトのブルゾン。肩もぴったりで本当に着やすい。思わずそのまま着ていきました。

ノエルギャラガーがよく着ているみたいなデザインのライダース。薄くて軽くてこれからの季節、ぴったりじゃないですか。

そのほかにもBLACK GOLDで最近話題のメイドインオカヤマデニムなど数点購入し、ポイントたまったのでノベルティもいただき、大満足で帰りました。


結局俺が間違っていたんだね。ただ、客とお店の基本的な関係はどこでも同じだと思うんだけどね。

BLACK GOLD、いままでになく、好きになっちゃいました。っていうか、店員さんが。