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オトコとしての、ロック理想型ー斉藤和義の45stonesそしてやさしくなりたいー [ROCK]

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斎藤和義、絶好調である。キャリア最高レベルじゃないか。45歳にしてロック魂大爆発の大傑作45stonesと視聴率も絶好調のドラマ主題歌<やさしくなりたい>で、このロックオヤジの憧れ、理想型はまず、頂点に達した。45stonesはどの曲もいいが、中村達也との共演曲が素晴らしい。どっちも彼の目下の表現の矛先である原発とかこの国のリーダーへの怒りで満ち満ちている。そして<雨宿り>。ピアノの弾き語りで歌われる失った人への悲しみ。震災で亡くなった人への鎮魂歌?それだけではなくて清志郎へのラブソングなんだろうか?いま、清志郎がいたら何を言ってくれたんだろう、と思うと、斎藤和義のこの怒りと悲しみもよくわかるのだ。
毒でつくるエネルギーとか、どうせ名無しの卑怯者、とか、ウキキッキのキーとか、神様は忙しすぎて連れてく人間違ってる、とか、閻魔様奴らの舌を抜け!、とか、もう、最高のプロテストソングで、最高の愛の歌である。

やさしくなりたい、はさすがにドラマ主題歌なのであからさまな怒りソングではないが、それでも何かが欠落した今の社会に、なにか言っておきたい感じがちらちら。

この素晴らしいロックンローラーが、普段は99%下ネタしかしゃべらないってのも、最高だ。