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伝説のロックショウ降臨! [ROCK]

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サー•ポールのソロキャリア最高峰のライブ、ウィングスのアメリカツアーを当時LP3枚組アルバムで発表した、こっちは映像版。アルバムはリマスターされた。俺はこれをリアルで体験した。2歳下の弟がクリスマスプレゼントに親から買ってもらったのを一緒に聴いていた。でも当時ビートルズっていうのはなんとなく聴くと格好悪い感じだった気がする。1976年のツアーのライブ、英国の発売がその年の12月だから多分日本に入ってきたのはもっと後。翌年1977年はもうパンク全盛だからビートルズとかポールマッカートニーは仮想敵だったんじゃないかと思う。俺はビートルズには遅れた世代で、クイーン、キッス、エアロスミスだからビートルズにはなんの思い入れもなかったし。でもこのウィングスのライブはかなり聴き込んだ。曲として魅力的だったし演奏もうまかったし。

高校一年になって中学の時の友人たちとバンドを組んだ。もちろん生まれて初めてのバンドだ。俺は当時リードヴォーカルでリードギター。俺よりも身長が高くて痩身のテニス部のベーシストとサッカー部のドラマーを従えて。この二人はルックス的には当時の俺の数百倍も<あり>なやつらだった。やっぱ人に見せたいなってことで高校が一緒の友人をギター&ヴォーカルで迎えて4人編成でやり始めたのがこのウィングスのライブアルバムだった。このアルバムから5曲くらい、それとスモークオンザウォーター、ユーリアリーガットミーなどの定番を加えて中学の同級生の女の子だけ15人くらい(オトコは呼ばず)に来てもらって、ヤマハのでかい練習スタジオにいすを運んでライブハウス状態でやった。俺が一曲目のギターをジャーんと弾いた瞬間に、俺の前にいた同級生の女の子が耳を塞いだのを覚えている。

元々俺はバンドを組もうと初めて思った時はベース担当だったがその後ヴォーカリストとしての才能??を当時の仲間に認められてからはベースのことなんてすっかり忘れていたんだ。だからこのウィングスのアルバムを聴いてもベースの魅力はすっかり聴き逃していた。で、いまそれを聴き直している。

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今更だけど、何言ってんだかだけど、この人、ベースうますぎ。<心のラブソング>とか<彼女におせっかい>とかのあの伝説のランニングベースを弾きながら、よく歌えるわ、こんなメロディアスなうた。まさに天才。

で、このライブのベースの音がまたいいんだ。リッケンバッカー。太くて、硬い。歪んでない。とにかく、太い。どうやってんだ?たしかピック弾き。 

ポールマッカートニーの作り出すベースラインは画期的だったと思う。ベースからリズムを引っ張る感じ。最新リマスターでビートルズのアルバムにおけるポールのベースの重要性が再認識されたように。

そんな人がデイヴグロール、クリスの残されたニルヴァーナと共演したという事実。

やっぱ、長生きはするもんなのかもね。 

 


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