オルタナティヴ [ギャルソン]
メトロポリタン以降のプリュスはそれまでにも増して、さらになにかに取り憑かれたかのように我々に挑戦してくる。
俺の持っているプリュスをいくつかランダムに並べてみたけど、メトロ以降のコレクションで見ることのできるそれはなかなか普通に着られるものではなく、今期もホワイトショックではない、ブラックなものを選んでいるが、それでも着ることによって、ここではないどこか、オルタナティヴななにかをより感じることは事実だ。
俺にできることは、可能な範囲で彼女の芸術に対価を支払い、手に入れることしかない。それを日常で着こなし、武装し、ちからを頂く。なんと有難いことか。
このような素晴らしいファッションデザイナーと同じ時代を生きて、彼女の作品を手に入れることが出来ることに本当に感謝している。
2018-11-06 21:13