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硬くて、重くて、速い [ROCK]

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日本ロックが誇る最高峰のベーシスト、ルイズルイス加部が、闘病の末亡くなった。
71歳。

俺のブログでは2010年から13年まで活動していた第4期BODY SNATCHERSでベース&リードヴォーカルとして演奏していた頃にそのベースサウンド、プレイ、ルックス、佇まいのすべてに至るまで、俺の憧れであり続け、数回ブログの記事にさせていただいた。おかげで俺のブログで検索するとルイズルイス加部さんの記事について結構参考にしている他の記事を見かける。嬉しいことだ。

ルイズルイス加部の魅力は非常にシンプルだ。<かっこいい>のだ。ルックス、発言、態度、ベースサウンド、プレイ、ファッション。どこまでもかっこいい。これぞロックミュージシャンだ。

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俺が初めて彼のプレイを耳にしたのはジョニー、ルイス&チャーのそれ。それ以前にジャパニーズロックの先人たるゴールデンカップスで、リードベース?!と話題になったし、有名ではあったが、グループサウンズの世代ではない俺にとってはそれは知らず。
チャーの組んだトリオバンドということで、デビューアルバムにしてライブアルバムの<フリースピリット>はすぐに手に入れたのを覚えている。確か当時レコードが2500円くらいの時代に1500円で発売していたのも革新的(確信的?)だった。
チャーのギターのバック、というか同列にブイブイ鳴る凄まじいベースサウンド。ギターとユニゾンで弾きまくる弾きまくる。硬くて重くて速い。なんだこのベース音は?という衝撃であった。
その後もピンククラウドに改名してからもずっと追い続けていたが、バンドが1994年に事実上の活動停止に至ってからは疎遠となり。

で、ボディスナで俺の音楽活動史上初めてベースを弾くにあたり参考にしたのが亀田誠治、そしてルイズルイス加部であったのだ。持っていた音源をディグりまくり、ゴールデンカップスの音源まで手に入れた。
NASH GUITARSのJB63ヴァーガンディマッチングヘッドと、YAHAMA BB2024ホワイト、実はファーストロット、が俺のメインギアだったが、試行錯誤の結果ボディスナ後期は右手の位置はできるだけブリッジ寄りでピック弾き、ヘッドアンプはMARKBASS F1、床置きプリアンプにフリーダムとアキマ&ネオスのコラボWILD STOMPで攻めていた。ライブで共演した若いベーシストに音をすごく褒められて、前述のセッティングを教えたら余りのシンプルさに驚いていたのを覚えている。

硬くて、重くて、速い。

これは今でも俺の大好きなベースサウンドだ。

ルイズルイス加部を超えるベーシストなんて、現れるのだろうか?このサウンドとテクニックを持ったこれだけの極上のルックスを持つミュージシャンなんて。オトコが憧れる、数少ないロックミュージシャンだ。


R.I.P.