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ギミー酒場シェルター [ROCK]

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日本が誇る真のオルタナティヴロックバンド、モーサムトーンベンダーの最強フロントマン、百々和宏4枚目のソロアルバム、OVERHEAT49。俺は彼のエッセイ泥酔ジャーナル4と各種グッズてんこ盛りのデラックスセットを購入した。

「ロック」がここにある。

彼はソロアルバムに必ずロックンロールハートという楽曲を入れているのだが、ロックンロールというよりやはり、ロック。アコギでも、ロック。彼のこの「こえ」とギター、ロックミュージシャンとして最高のルックスが揃うと、まさにロックなのだ。10代の頃、手に入れたくても手に入れられなかったこのルックス。50歳になろうとしているのにこのルックス。素晴らしいじゃないか。ロックのミューズもやはり女なのか。彼に「こえ」とギターまで与えてしまった。

以前カートコベインが生きていたら今頃ジョニーキャッシュのようなソロアルバムを出して、アコギを抱えてツアーしてたんじゃないかと何度もこのブログに書いた。ちょっとそんな面影を見てしまうくらい、25年前からずっと彼はそこにいてくれる。それが嬉しいじゃないか。

泥酔ジャーナルはそんな百々の真っ直ぐで正直な素顔が全開の秀逸なエッセイだ。COVID-19禍の影響をモロにうけた飲食業界、中でもアルコール系と音楽業界、特にライブハウス。彼がずっと愛してきた古くからある良心的な居酒屋と、リアルなロックだけをオーディエンスに観せ続けてきたライブハウス。そういったもの、人への愛で溢れている。だからそうでない人間たちには手厳しく彼流のダメ出し。

ギミー酒場シェルター。