ずたずた

俺みたいな矛盾だらけの俺様は、定期的にプライドをずたずたにされて徹底的に落ち込んだ方が自分のためかな、なんて思う。へえ、すげー前向きじゃん。先日もそのような出来事があり、笑っちゃうくらいずたずたにされて、こうなると逆にありがとうございました、って感じですね。

俺を良く知っている方々の評価はだいたいナルシストで偉そうな俺様っていう感じ。そう、バンドやっててリードヴォーカルとかリードギターとかのやつってまず全員ナルシストで俺様だと思うけどねー。芸名も大魔王だし。ルシファーとか堕天使とか。それが各方面に亀裂や誤解（いや、正しいから誤解じゃないな）を生む訳だが、ま、いいや。だいたい俺様キャラのくせにそれを自覚してなかったり隠してたりするやつの方がよっぽど罪深い。
ちなみに我らがボディスナッチャーズは全員、俺様ですが。それも救いようのない。

俺を世の中で一番理解している女性である妻は、俺を＜自分に正直な人＞、という。おお、まさに当たってるね。まあ、は虫類系のルックスが大好きな彼女が、クマ系の俺のルックスを好きな訳はないので、俺がナルシストだろうが何だろうが彼女には関係ないのかもしれないが。俺が俺様たる根幹である＜ヴォーカル＞だって、彼女に言わせれば＜あたしにとってはずっと前からこうだから、よくわかんないんだよね＞だって。
愛娘達の評価なんざ、もう最低に近くて、ナルシスト、あり得ないし、とかダメだしのオンパレード。バンドの曲も、特に歌詞は低評価で、＜‥だれかに書いてもらったら＞、とかいわれたこともある。これも笑うしかない。
俺の歌詞の世界観ってのはいつも一緒で、あなた以外は誰もわかってくれない、世界はアンフェアで、汚れきっていて、どうしようもなく最悪だけど、そんな中からiPS細胞みたいなほんのわずかな希望が見えてくればいい、俺の愛情はいつも空回りで、俺の考えていることはいつもどす黒くてずるくて、自分が大好きな人と自分を好きでいてくれる人以外はみんな消えてしまえばいい、と思っていて、みたいなもの。


わかりやすいでしょ。

だからグランジって、ほんとに大好きなんだよね。そういえばジャックホワイトのソロファーストシングルの歌詞も秀逸だったな。