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彼女の才能 [ROCK]

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ちょっと前の話になるが、初代ヴォーカリスト在籍時のころクラブリバーストで彼女たちのライブを観た。
まず驚いたのが演奏の巧さ。バンドとしてのまとまりももちろんだが個々の演奏技術の高さにロックオヤジは魅了された。全員若くてかわいくて、まさに<ロック>としか言えないあの楽曲群を涼しい顔で演奏していたのだから、白旗ですよ。

その後あまり追っかけてなかったのだが、ヴォーカリストが脱退して、あまり先入観なく新ヴォーカリスト参加後のこの曲を聴いた。

いいじゃん!

楽曲も演奏も(そしてルックスも)すべてが高レベルでありながらそれに見合った評価が得られない?と勝手に思っていたから、アイドルグループ出身のヴォーカリスト(もちろんうたもダンスも素晴らしい)が参加したことはトドメの一撃になると確信していたのだ。

つい先日は俺と妻の日曜夜のお楽しみ、<関ジャム>にゲストで出ていたのに。楽しそうにJ-POPの魅力を語っていたのに。

彼女は作詞作曲、デモ音源まで一人で作成するという話を聞いたことがある。彼女の頭の中ではいつも完成したこの素晴らしい楽曲が鳴り響いていたのだろう。それがバンドとして出来上がり、<おと>として世の中に出る、その喜びを誰よりも感じていたに違いないのだ。

彼女の、そしてバンドが遺してくれた<おと>は永遠に語り継がれる。だけど、こんなに才能に溢れた素敵な女の子がいなくなってしまうなんて、あまりに悲しすぎるじゃないか。



クラブリバーストで、MCを振られてちょっとツンデレっぽく新潟の話をしていた彼女の笑顔が思い起こされる。

R.I.P