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総柄 [ギャルソン]

俺にとって総柄ジャケットというと思い出深いのがこれ。

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日本が誇る唯一無二の天才デザイナー、宮下貴裕が立ち上げ、ロックを徹底的にデザインのモチーフに一世を風靡したNUMBER(N)INE。今ある同名のブランドは彼は脱退しているので関係ない。
2004年のテーマはDREAM BABY DREAM。俺は当時INDIVIというバンドで今以上にバンドにハマり、ロックとバンドを愛する素晴らしきメンバーにも恵まれバンド三昧の日々を送っていた。で、ライブの衣装もロック。ギャルソンも好きだったがこのNUMBER(N)INEにハマってしまったのだ。だって、どこから見ても、ロック。それもグランジ。カートコヴァーン。
体型は今よりまだまだ肥満児だったけど、無理して着てた。ロックTにパッチワークジーンズ。NUMBER(N)INEの当時プレミアがついていたティアーズハートネックレス。泰八郎謹製のメガネも。
で、この時期のNUMBER(N)INEのかっこよさを象徴していたのがテーラードジャケットにロックT、パッチワークジーンズというコーディネート。DREAM BABY DREAM期は裏地が総柄のブラックテーラード(これは定番っぽかったかも)とこのユニオンジャック総柄ジャケットが売りだった。
今でも場所を変えて古町にあるグラムールというセレクトショップで、悩んだよ悩んだ。ユニオンジャックは10万越え。しかもライブ以外着れないんじゃないかと。なんか、店に行くたびに試着していた気がする。流石にすぐ売れなかったし。

結局ブラックジャケットを買った。

2009年に宮下康裕は自身が立ち上げたNUMBER(N)INEから脱退し、自身の名前を冠して新しいブランドを立ち上げ現在に至っている。彼の脱退とともに俺の熱も冷めた。というか、あのロックとしか言えないファッションはずっとそれを貫くには俺には色々なしがらみが多すぎた。

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で、コムデギャルソンに戻った。スカル期、この総柄スカルジャケットもかなり気持ちが動いたが買わず。でも代わりにこれを買った。

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同じやん!これは買って10年以上経つけど季節になるとヘビロテ。全然へたれない。まあ、ジャケットと同じくらいの高価格だったし。

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昨年行ったエースホテル京都で朝食中の図。
余談だけど、エースホテル京都って、本当に素晴らしいホテルです。常に次の宿泊を企んでいる。この秋に関西方面に行き、京都も寄る予定なのだがアクセスの都合で今回は別ホテルとなり。
でも、行きたい。

話は元に戻るね。

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プリュス<花の存在>期でもこの総柄のジャケットが話題だった。them magazineの表紙にもなったねえ。これも悩んだけど、普通に着られないじゃん、って、やめた。

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結局2004年から20年近く経って、俺はどこから見てもロックとしか言えない、この総柄ジャケットを手に入れたというお話でした。
あ、何気にNUMBER(N)INEのジャケットもピークドラペルだ。

着るぜ。