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希望はそこにある [MOVIE,ART&TV]

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フランシスコッポラ、リドリースコット、デビッドフィンチャーと並び俺のフェバリットディレクターであるクリストファーノーラン。
現在の最新作は最近日本でもコロナ禍の中ヒットを飛ばしたTENETだが、彼のフィルモグラフィは栄光に満ちている。すべてが名作。メメント、インソムニア、バッドマン3部作、プレステージ、インセプション、ダンケルクetc。本当は映画館で絶対に観るべき作品ばかりなのだがなかなか多忙で行けず。この画像の感触だけでノーランとわかるくらいのものばかり。ちょっとした景色の映像でわかってしまう。いわゆるデジタル感は全くなく、IMAXでの撮影、CGを極力排し実写にこだわる作風は今となっては唯一無比。フィルム撮影のために経営難だったコダック社と一定量のフィルム契約を締結したためコダック社はフィルム製造の継続が可能になったそうだ。
ネット情報だと、彼はインターネット嫌いとのことでその理由が<それによって人々が本を読まなくなったこと>をあげている。確かにね。で、この情報をネットから手に入れた俺って、、、、。
そんな彼の名作の一つがこのインターステラー。太陽系外への宇宙探索、相対性理論、重力、様々な科学知識が網羅されているにもかかわらずこの映画の本質は家族愛であり、人間が信じる心であり、そこから生まれる奇跡である。

この希望の見えにくい時代に、観終わった後に暖かい心になれるこのような映画が今こそ必要なのだろう。

じっくりと、ゆっくりと、心を震わせながら観るべき素晴らしい作品である。ぜひ。