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すべてが名作 [MOVIE,ART&TV]

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羊たちの沈黙、ハンニバル、レッドドラゴン。

稀代の名優アンソニーホプキンス演じる秀逸な知性と狂気を併せ持つ、映画史に残る殺人鬼ハンニバル・レクターが登場するこの3作品に外れなし。一度目のアカデミー主演男優賞を獲った<羊たちの沈黙>が最も有名なのかもしれないが、個人的にはリドリースコットの<ハンニバル>が最もハマる。リドリースコットの作風が大好きと言うのもあるが。グロテスクで救いがなくて、そして美しくて。続編には出ない、というジョディフォスターの後を継いだジュリアンムーアはきっと大変だったと思うが、クラリスはむしろ彼女で良かったのではと思う。ハンニバルに助けられ傷の手術を受けドレスに着替えさせられて真っ白なシーツの上で眠っているシーンは、ジュリアンならではのエロティシズムに溢れているし。

この3作品にはアンソニー以外にも優れた俳優たちが映画のクオリティ向上に大貢献している。もちろんアンソニーと一緒にアカデミー主演女優賞を獲ったジョディフォスターはいうに及ばず、<ハンニバル>では前述のジュリアンムーア、ハンニバルに無謀な罠を仕掛けて惨殺される刑事ジャンカルロ・ジャンニーニ(ダニエルクレイグの007シリーズで有名だね)、映画のラストでの開頭シーンが衝撃的なレイマロッタ(フィールドオブドリームス、グッドフェローズ)、<レッドドラゴン>のエドワードノートン(インクレディブルハルク、バードマン)も最高だった。

ドラゴンタトゥーとともに、俺が何回も何回もリピートして観てしまう映画のひとつです。